豊福様の「Python 3 基礎試験」合格までの学習法を公開しました。

  • 合格者情報
    • お名前: 豊福 親明 様
    • 合格された試験: Python 3 エンジニア認定基礎試験

Q1:学習開始時点で、出題範囲に関する知識や実務等でのご経験はどの程度お持ちでしたか?
実務経験は学生なので当然なかったです。
Pythonを独学で(当時)3年経過していましたが、プログラミングの世界に入ったのが専門学校入学前で、同時にPythonを始めたので挫折と再燃を繰り返しながら様々な言語をつまみ食いしながら勉強していました。
なので、返り値の受け取りに複数の変数をおけることや命名規則のPEP8、アンパックを知らず、ギリギリ内包表記を知ってたといった具合でした。
試験勉強を開始した時は、授業でCやJava、C#などを少々触っていましたので、静的型付け言語の方が好きでした(笑)

Q2:あなたの学習環境(お仕事、学校ほか)においては、合格までにどのくらいの学習期間・学習時間が必要でしたか?
Javaなどのでのクラスの理解やPythonの下地のC言語でのポインタの理解、中途半端にやっていたPythonの経験(?)などが手伝い、試験に対する学習期間は約1カ月ほどでした。
その大半を参考書の読解(コーディングや用語への理解)に費やしていました。
オブジェクト指向プログラミング言語における用語(クラス, 継承, インスタンス化, メソッド, オブジェクトなど)の理解が済んでいたのも比較的スムーズに読破できた要因だと思います。
実際に模擬試験を開始したのは試験の4~5日前でした。

Q3:出題範囲のうち、もともと得意だった分野はどこでしたか?また、学習開始当初、苦手意識があったり習得に時間がかかったりした分野はどこでしたか。
3~5章と8, 9章については中途半端な経験と知識、別言語での経験があったので、それなりに理解が早かったです。ただし、反復子や、lambda式、global文とnonlocal文、多重基底クラス、ジェネレータ式などの知識はなかったのでこの点はコードを書くなどして、時間をかけて理解を深めました。
これらの章だけで全体得点の6割ほどの内容だったので理解を優先して勉強を行いました。

明確に苦手な章は10~14章でした。特に章のページ数あたり、最も時間がかかったのは11章でした。

Q4:学習開始当初、苦手意識があったり習得に時間がかかったりした分野を、合格水準まで引き上げるために工夫されたことはなんですか?
単純な話ですが、私自身理解が理解に詰まると自己流のサンプルコードを書き、改造してprintしてみるのですが、
11章などは労力に対して出題数が一問なので精神的にかなりしんどかったです。
逆に、3~5章は一つのコードを改造して実行確認を出来るものが比較的多かったので、かなり楽しみながら学習を進めていました。

試験対策的な観点での学習のポイントとしては、基礎的なことですが
・分からない用語は解説をそのページにざっくり書き込んでしまう
・模擬試験では誤答の理由を考えてから回答する
・模擬試験で知らない用語や見落としがあったら、そのコードを実行したり、参考書の余白に書き込んでしまい、情報は参考書内にすべてまとめてしまうを意識して学習していました。

Q5:当サイトの模擬試験は何回くらい繰り返しましたか?あなたの活用法を教えてください。
第一回*2 第二回*2 第三回*2と試験日に各回を1回ずつ繰り返しました。

使い方としては、
①最初に普通に問題を解いく。すぐに採点を確認し、”分からない / 勘で回答を選んだ問題のみ”復習する
②一時間以上、時間をおいて同じ回の試験を受ける。この際には全ての問題で誤答理由も考えながら試験を受ける
③ ①~②を第3回分の問題で理解できるまで繰り返す。
④試験日当日に模擬問題をタイムアタックをするぐらいの感覚で解く。
といった具合でした。
④に関しては、勉強というよりも試験前の準備体操に近かったです。

Q6:学習を効率よく進めるために行った工夫を教えてください。また最後に学習者のみなさんへのアドバイスもぜひお願いいたします。
用語問題のような知識的に単純に記憶すればいいものと、コードの読解問題のような応用力・トレース力を試される問題に関しては学習の方針を分けていました。
参考書内での用語系は寝る前や隙間時間で反復し、コード系は腰を据えて軽くトレースや内容を変えた際の挙動の確認をしていました。
模擬試験の際にも、知識問題は気を配って復習を行いました。コード系は推測やトレースを中心に解きなおしを徹底しました。

もし学習者の皆さんが何か別の言語経験をお持ちの場合で最短で資格を取得したい際には、一部章の内容は実行できませんがColaboratoryなどで実行確認を行いながら学習するのが環境作成のコストがもっとも少ないと思います。
また、参考書に関しては読破にそれなりの労力を必要としますので、1~5章, 6~9章, 10~14章を一週目にざっくり読み、二週目でじっくり読むを三回繰り返して読破するのが楽だと思います。

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