本問題では「数学の基礎・確率と統計」のうち「基本統計量、ネイピア数、三角関数、対数、階乗」について学びます。
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【解説動画】 第1回Python3データ分析模擬試験 第13問
※当解説動画シリーズはPythonエンジニア育成推進協会に認定された「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の参考教材です。
問題
「ネイピア数、tan(45°)、円周率、1の対数、1の階乗」の5つの数からなるデータがある。このデータについて正しいものはどれか。
① ネイピア数は円周率より大きい
② tan(45°)は中央値より大きい
③ 最頻値は1である
④ 算術平均は中央値より小さい
⑤ 中央値は2より大きい
解説
正解は選択肢③です。以下、解説します。
ネイピア数、tan(45°)、円周率、1の対数、1の階乗
右図は左から順番に、ネイピア数、tan(45°)、円周率、1の対数、1の階乗の値です。
tan45°を含む基本的な三角比の値はこの機会におさえておくとよいでしょう。
また、1の対数に関しては、数字の0乗は1になるということを、
1の階乗が1になるということに関しては、0の階乗も1となるということを、おさえておきましょう。
選択肢を確認しやすいよう、あらかじめ値を小さい順に並べかえておきます(右図)。
選択肢①
ネイピア数は円周率よりも小さいので誤りです。
選択肢②
タンジェント45°はこの場合の中央値と等しいので誤りです。
選択肢③
この場合の最頻値は1なので正しいです。
選択肢④
この場合、算術平均は中央値より大きいので誤りです。
なお算術平均(平均)を計算すると、結果は右のようになります。
選択肢⑤
この場合の中央値は2より小さいので誤りです。
第1回Python3データ分析模擬試験第13問の解説は以上です。