- 合格者情報
- お名前: Tenka様
- 合格された試験: Python3エンジニア認定基礎試験、Python 3 エンジニア認定データ分析試験
Q1:学習開始時点で、出題範囲に関する知識や実務等でのご経験はどの程度お持ちでしたか?
勉強開始時点でPythonに関する知識は全くの0、そこから2週間でPython エンジニア認定基礎試験、更に2週間掛けてPython 3エンジニア認定データ分析試験を取得しました。ただし、SEではないもののIP,SG,FE,APの資格と、VBAエキスパート スタンダードの資格は有しており、特にVBAに関しては大規模なシステム開発を実務でも担うなどIT関係において初心者というわけではありませんでした。
Q2:あなたの学習環境(お仕事、学校ほか)においては、合格までにどのくらいの学習期間・学習時間が必要でしたか?
Python3エンジニア認定基礎試験、データ分析試験ともに全て独学で2週間で45時間ずつ勉強しました。自分は実務を見据えての学習だったため納得がいくまで時間を掛けましたが、単に合格だけを目指すのであれば20時間ずつで十分だったと思います。ただ、特にデータ分析試験の方に関しては時間をかけただけのものが得られたかと思います。点数は共に975/1000点でした。
Q3:出題範囲のうち、もともと得意だった分野はどこでしたか?また、学習開始当初、苦手意識があったり習得に時間がかかったりした分野はどこでしたか。
先に受験した認定基礎試験に関しては、FEやAP、VBAの前提知識のお陰でオブジェクト指向や条件分岐などはすんなりと理解することができました(FEの午後試験に出てくる疑似言語はこれを模していたのかと納得するようなこともありました)。一方で、なまじ他の言語を知っているだけに、for文の書き方や関数やメソッドの単純な暗記に感しては若干苦労し、学習中はVBAに関しては一切触れないことで混同しないようにしていました。
続いて受験したデータ分析試験に関しては、認定基礎試験の知識のお陰でNumPy,pandas,Matplotlib,scikit-learnの4つに絞って勉強すればよかったため時間的にも心理的にも余裕があり、問題なく学習することが出来ました。
Q4:学習開始当初、苦手意識があったり習得に時間がかかったりした分野を、合格水準まで引き上げるために工夫されたことはなんですか?
認定基礎試験に関して一番苦労したのは公式テキスト『Pythonチュートリアル』の読みづらさです。受験3日前あたりの準備が出来上がった頃に読むとすんなり読み進めることが出来たのですが、あのテキストは読みながら学ぶものではなくこれが読めたら合格できるといったものだと思います。自分は公式テキストを1度通読した後はインプレス様の黒い表紙の公式問題集と、Prime-Study様含むWebサービス中心に実際に手を動かしながら勉強をして、最後の3日間でテキストを改めて読みながら細かい部分を拾うといった形の学習法をとりました。
データ分析試験は公式テキストも読みやすく、Prime-Study様のYouTubeの動画も非常に丁寧でわかりやすかったためこの2つでほぼ完結していました。
各Webサービスの模擬試験ではどちらも95%を下回ることはないといった状態で試験日を迎えました。
Q5:当サイトの模擬試験は何回くらい繰り返しましたか?あなたの活用法を教えてください。
1度解くと問題文と合わせて答えを覚えてしまうため、認定基礎試験、データ分析試験共に公式テキスト通読直後と試験日の3日前あたりに分けて2周ずつ利用しました。どちらも一周目は700~800点、2周目は975~1000点だったと思います。
Prime-Study様が公開しているデータ分析試験のYouTube動画は非常にわかりやすく丁寧で、模擬試験1回分を捨てて公式テキストと並行して読む学習教材として利用するのも大いにアリだと思います。(自分の周りで挑戦する人がいたらそう勧めます)
Q6:学習を効率よく進めるために行った工夫を教えてください。また最後に学習者のみなさんへのアドバイスもぜひお願いいたします。
認定基礎試験、データ分析試験ともに合格率は8割以上あり、一般的には簡単な部類の試験だと思います。合格体験記まで確認されている熱心な方は受験してみてこんなものかと拍子抜けに感じる方もいるかも知れません。少なくともPrime-Study様が公開している模擬試験が7~8割解けるなら落ちることはまず無いと思います。
ただ、資格を得る事自体ではなく何かしら実務で活かすことこそが目的だと思いますので、あまり効率を重視しすぎることなく、(特にデータ分析試験は)丁寧にテキストをなぞってコードを打ちながら学習することで、Pythonに関する実践的で網羅的な知識が身につくと思います。自分は合格ライン700点に対して合わせて90時間勉強して975点ずつ取りましたが、実務に導入する準備としてはやってよかったと思っています。