本問題では「pandas」のうち「欠損値処理(fillnaメソッド、dropnaメソッド)」について学びます。
本問題の解説はYouTube動画でもご覧いただけます。
【解説動画】 第1回Python3データ分析模擬試験 第24問
※当解説動画シリーズはPythonエンジニア育成推進協会に認定された「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」の参考教材です。
問題
DataFrameの欠損値の処理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
① 欠損値が存在する行や列を削除するメソッドは、dropnaである。
② fillnaメソッドの引数にmethod=’ffill’を与えると、欠損値を1つ前方の値で補完する。
③ fillnaメソッドの引数にmethod=’median’を与えると、欠損値を中央値で補完する。
④ fillnaメソッドの引数にmethod=’bfill’を与えると、欠損値を1つ後方の値で補完する。
⑤ fillnaメソッドの引数に0を与えると、欠損値を0で補完する。
解説
正解は選択肢③です。以下解説します。
選択肢①
選択肢①は正しい肢です。
pandasの欠損値処理のメソッドを、教科書の範囲+αで右表にまとめましたのでご参照ください。
選択肢②
選択肢②は正しい肢です。先ほどの表で確認した通りです。
選択肢③
選択肢③は誤りです。
中央値で補完するときには、fillnaメソッドの引数に、medianメソッドで取得した中央値(「df.median()」)を設定します。
選択肢④
選択肢④は正しい肢です。
選択肢⑤
選択肢⑤も正しい肢です。
第1回Python3データ分析模擬試験第24問の解説は以上です。